ギャンブル運がなかった幸運
前職では60歳超えた派遣のおじさんと、朝礼前の5分間おしゃべりするのが日課でした。
よく出る話題は芸能ニュース、麻雀・パチンコ・ナンバーズ。おじさんも派遣だから、だいたいのお給料は想像がつくんだけど、結構な割合をギャンブルに使っているように見えました。
私もパチンコは遊んだことがあります。
同級生達とご飯を食べに行った帰り、皆んなでパチンコしようと盛り上がって付いて行ったのが初めてのパチンコでした。
最初はただ見てるだけだったんですが、見てるのも退屈で1500円ほどで打ってみたら当たりが出たらしく、最終的に五千円分になりました。1500円が5千円になった〜!すごいわー!と嬉しかったのを覚えてます。
その後パチンコのことはすっかり忘れてました。でも生活費が厳しい月に、ふとパチンコでお金増やせないかな...と思っちゃったんですよね。お金ないのにパチンコにお金使うとか、今考えたら頭おかしい。そのお金で食べ物買いなさいって言いたい(笑)
へたくそ過ぎてあっという間に1万円がなくなりました。15分間くらいかな?本当にあっという間でした。厳しい月なのに1万円も無くなってしまって大ショック。パチンコでお金増やそうなんて思った自分の浅はかさと運のなさに心底凹んで惨めにトボトボと帰りました。
今思えば、その時に1万円負けたことは本当にラッキーだった。その後ギャンブルにハマらずにいられたんだから。
一度何倍ものお金をギャンブルで得てしまったら、脳内から快感ホルモンが出てもう自分の意思では止めることは出来ないんだと思います。その派遣のおじさんを見てるとそう思いました。苦しい時には何か救いが欲しくなる。ギャンブルに救いを求めてたら、一生貯金は出来なかったろうなと思います。
トボトボ帰っていたあの時の自分に言いたい。貧乏な私が楽しめるもんじゃない。負けてラッキーなんだよ。負けてくれてありがと〜!!